ノミやダニに刺されると、吸血によるかゆみ、媒介される伝染病、寄生によるアレルギーなどを起こす可能性があります。当院では、成虫駆除薬、発育阻害薬による予防を実施しています。
ノミは人間や動物を吸血する昆虫です。もし動物にノミがいたら、その環境には約100倍のノミがいます。ノミが繰り返し皮膚を刺すと皮膚病になってしまいます。
また動物の体からノミが見つからないのに関わらず、激しいかゆみがでることもあります。
このような動物は、ノミの唾液に対してアレルギー状態になっています。
そのため動物はたった1回吸血されただけで、激しくかゆがることもあります。
ノミアレルギーの動物はノミの寄生数が問題ではなく、1匹のノミに吸血されるかどうかが問題になります。
もしアレルギーになってしまった場合は、かゆみを止めるためにステロイド剤や非ステロイド製剤を投与します。同時にノミの除去を行うため、動物と同居動物のノミの防除、持続性の薬剤の定期的使用、ピレスロイド系シャンプーで駆除を行います。
また再発を防ぐために、下記のことを行う必要があります。