
予防することの大切さ
大切なわんちゃんやねこちゃんが病気になる前に、しっかり予防をすることが大切です。 当院では適切な予防をすることにより、大切な家族の健康や病気を事前に防ぐご案内に力を入れております。
わんちゃんの健康を維持するために
必要な予防
- 健康診断
- 混合ワクチン接種
- 狂犬病ワクチン接種
- 検便
- フィラリア予防
- 高齢犬の定期健診
- 歯のケア
- ノミ・ダニ予防
ねこちゃんの健康を維持するために
必要な予防
- 健康診断
- 3種混合ワクチン接種
- 白血病ワクチン接種
- 猫免疫不全ウイルス(猫エイズ)ワクチン接種
- 検便
- 高齢猫の定期健診
- 歯のケア
- ノミ・ダニ予防
当院で行っている主な予防治療について
- 歯石の除去
- フィラリア症
- ノミ・ダニ予防について
- お家でのケアの指導
歯石の除去(スケーリング)
3歳以上の犬猫の約80%は、歯周病と言われています。歯周病は全身疾患と大きく関係している可能性があります。
自分で歯を磨けない動物の気持ちを考えてみて下さい。
- 歯石が付着している
- 歯肉が赤く腫れている
- いつもよりお口が臭い
- 歯が折れている
もしこれらの症状があれば、歯周病の可能性があります。歯周病は、肝臓、心臓などに悪影響を与える恐れがあります。歯周病を防ぐためには、定期的に病院で歯石の除去(スケーリング)をすることが大切です。
フィラリア予防
フィラリアとは蚊が媒介する寄生虫病で、心臓および心臓と肺をつなぐ血管(肺動脈)にソーメンのような虫が寄生するものです。そのまま放っておくと死に至ることもあります。
フィラリアは蚊の吸血により子虫が感染し、わんちゃんの体内で成長、約50~110日で心臓に辿りつきます。症状は初期には咳が出ることが多く、末期には腹水がよく認められ、突然死することもあります。
成虫が心臓に寄生した場合、駆除薬の投与や外科手術によって治療を行いますが、危険性が大きいので、蚊から感染した子虫が心臓に到達する前に駆除するのがいいと言えます。
当院では血液検査で心臓の親虫の寄生、血液中の子虫の有無を調べてから、5月末(6月はじめ)~11月末(12月はじめ)にかけて、毎月の投薬によるフィラリア症予防を行います。当院では以下の予防が可能です。
モキシデック | 錠剤 |
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イベルメックPI | 食べやすいフードタイプ 犬回虫、犬鉤虫駆除もできます。 |
パラノミス錠剤 | 犬回虫、犬鉤虫、犬鞭虫駆に効果があり、ノミやマダニを駆除します。 【猫用もあります】 |
注意:フィラリア予防薬は1ヶ月に1回の投薬ですが、1ヶ月間効いているのではありません。毎月、蚊から子虫が感染していると仮定して、心臓に到達する前に駆除しているのです。そのためシーズンの終わりの投薬は特に重要です。もし感染をしていて予防薬の投与を忘れたら、翌年には成虫になってしまいます。
ノミ・ダニの予防について
ノミやダニに刺されると、吸血によるかゆみ、媒介される伝染病、寄生によるアレルギーなどを起こす可能性があります。当院では、成虫駆除薬、発育阻害薬による予防を実施しています。
ノミは人間や動物を吸血する昆虫です。もし動物にノミがいたら、その環境には約100倍のノミがいます。ノミが繰り返し皮膚を刺すと皮膚病になってしまいます。
また動物の体からノミが見つからないのに関わらず、激しいかゆみがでることもあります。
このような動物は、ノミの唾液に対してアレルギー状態になっています。
そのため動物はたった1回吸血されただけで、激しくかゆがることもあります。
ノミアレルギーの動物はノミの寄生数が問題ではなく、1匹のノミに吸血されるかどうかが問題になります。
もしアレルギーになってしまった場合は、かゆみを止めるためにステロイド剤や非ステロイド製剤を投与します。同時にノミの除去を行うため、動物と同居動物のノミの防除、持続性の薬剤の定期的使用、ピレスロイド系シャンプーで駆除を行います。
また再発を防ぐために、下記のことを行う必要があります。
- 寝床を清潔にします。敷物をこまめに取り換えましょう。
- ノミの巣(寝床周辺のほこりのたまりやすい物陰)に家庭用殺虫剤を散布しましょう。
- 環境のノミを増やさない薬を動物に飲ませましょう。
- 犬小屋やその周辺の洗浄、あるいは周辺の土を盛り返しましょう。
お家でのケア
病院だけでなく、普段からお家でもできることをしていくことが、動物の健康につながります。
1シャンプー
シャンプーの成分や皮膚の状態にもよりますが、一般的には週1回から月に1回して下さい。
先にブラッシングをして、ぬるま湯を使用し2度洗いをします。熱中症に注意しながら、ドライヤーで十分に乾かして下さい。
体調が良い日にすること、予防接種の直後にしないようにして下さい。
ねこちゃんはシャンプーが難しいですが、グルーミングをして自分できれいにするので大丈夫です。2耳掃除
特にわんちゃんの場合は、イヤークリーナーを使用したほうが良いです。
ねこちゃんは綿棒にクリーナーを付けて行ってもよいですが、耳垢を奥に入れてしまわないように注意して下さい。3爪切り
はさみ型、ギロチン型、大型犬用など、動物用の爪切りを使用して下さい。出血時は、止血粉かガーゼやティッシュで押さえて下さい。
4肛門嚢のお手入れ
肛門嚢炎の予防、肛門嚢、固体識別や臭いづけに役立っています。
位置を覚えて、シャンプー前に行って下さい。5歯磨き
わんちゃんやねこちゃんは虫歯は少ないですが、歯石がつきやすいため、歯周病になりやすいです。
できれば毎日、最低でも週3回は歯ブラシで行って下さい。歯ブラシは人用のもので大丈夫です。歯磨き粉は使用しなくてもよいですが、使用したほうがやりやすいです。人用の歯磨き粉は避け、動物用のものを使って下さい。歯ブラシができない場合は、デンタルガム、デンタルジェル、ガーゼ、指ブラシを使って下さい。ただしデンタルガムは臼歯にしか効果がなく、品質にバラツキがあります。
骨や蹄は硬いので、歯が欠ける可能性があるので、与えないで下さい。
歯石がついている場合は、当院で麻酔をしながらスケーリングをします。